無痛分娩について

硬膜外麻酔(こうまくがいますい)とは?

多くの施設で行われており、陣痛の痛みを取り除く効果が最も高いと考えられている麻酔の方法です。

脊髄(背骨の中にある神経)の近くにあるスペース(硬膜外腔)へ針を刺し、針を通して細く柔らかい管(カテーテル)を挿入します。その細い管(カテーテル)へ麻酔薬を注入することで痛みをコントロールする方法が硬膜外麻酔です。

陣痛の痛みを感じている神経は主に腰のあたりにありますので、腰のあたりの背中から針を刺し、カテーテルを挿入します。

麻酔の効果には個人差がありますが、お腹から腰、お尻、太もものあたりの下半身の感覚が鈍くなります。「陣痛がくることはわかるがそれほど痛くない」「赤ちゃんが生まれてくる際は陣痛に合わせてしっかりといきむことができる」程度に痛みを和らげるレベルの鎮痛を目指します。

≪硬膜外麻酔の方法≫

  1. 分娩台で横になり、背中を丸め、腰の硬膜外腔へ針を刺しカテーテルを挿入しやすい姿勢を取ります。
  2. 針を刺す腰のあたりを十分に消毒し、針を刺す部位へ局所麻酔をします。
  3. 背中から硬膜外腔へ針を刺し、針を通してカテーテルを挿入します。硬膜外腔へカテーテルが留置できたら針だけを抜きます。
  4. カテーテルへ少量の局所麻酔薬を注入し、3~5分間異常がないことを確認します。
  5. カテーテルが抜けないよう背中から肩口にかけてテープで固定します。
  6. 実際に陣痛が始まり鎮痛を希望されたら、カテーテルより麻酔薬を投与し痛みを和らげます。

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